病はドコから


友人にも言っていない、アタシの秘密。
あれは結婚して1年経った頃の出来事。

自慢じゃないが、アタシはダンナと付き合いだしてから、他の男とヤッていない。
神に誓って、浮気なんぞしない。義理堅い、股も堅い女なのだ。
なのに。WHY?
いつ。WHEN?
どこで。WHERE?
誰が。WHO?

どうにもこうにも、おかしい。
あのね、それがね…恥ずかしいんだけどさ…。
ヘンな匂いの汁が出るのさっ!!(勇気リンリンで告白)
パンツに付いてるのさっ。うすら痒いのさっ!!
おかしいだろ?おかしいだろ?こんなの、おかしいだろ?

不安になったアタシは、婦人科に行った。
検査の結果、いま流行の、先端の、近頃ではロンドン・パリ・ニューヨークでも、
みんながこぞってなりたがる(ウソ)、
「クラミジア」だった。
お医者さんには、「ダンナさんも病院に行って治すようにしてね。じゃないと、
またうつってキリがないから。」と言われてしまう。

ダンナに報告。
そして、どちらに否があるのか問題になった。
アタシはずっとダンナとしかヤッていない。
なのに、こんな病原菌に犯されるなんておかしい。
明らかにダンナがどこかでプレゼント・フォー・ユーされたとしか思えない。
アタシは静かな声で聞いた。
「風俗?それともどっかで女引っ掛けたの?そいつからアンタがもらってきたんでしょ!!」
「俺、そんなことしてねぇーよっ!!」
「じゃーアタシが浮気でもしてもらってきたとでも言うのっ?!」
このお互い譲らない話し合いは数日続いた。

ダンナの検査結果が出た。シロだった。感染していなかったのだ。
ってことは…アタシが悪いのっ?!一体どこから?!
昔付き合っていたアイツか?いや、あの時の男の方があやしい。それとも…。
思い出してみると
どいつもこいつも怪しく思えるから、不思議だ。

いや、それよりなんでダンナが感染してないんだよっ!!
これじゃーまるで
セックスレス夫婦じゃん。

病気の方は2週間薬を飲みつづけ、無事完治した。
感染経路は、いまだ解明されていない。
性病ってこうやって増えていくんだね。気を付けようっと。


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