公園にて

中野にある、哲学道公園。
アタシは友人2人と、のんびり散歩していた。
ちょっとした広場に差し掛かり、一服しようとしたところ何かの撮影現場に遭遇した。

時代劇の撮影だろうか?
殿様らしき格好をした人、家臣のような格好をした人、農民のような格好をした人など、
チョンマゲ姿が目立つ。
なんか面白そうだと、10m程離れたところで見学を決め込んだ。
籠っていうのかな?そこから殿様が降りてきて、家臣が「殿様のおな〜り〜」と声高らかに
言ったと同時に、みんながひれ伏すシーンを繰り返している。
それはいいんだけども気になるのが、
ダンボールに詰まれているエロ本の数々
江戸時代とエロ本?一体どんな繋がりが?!
まさかAVの撮影でもあるまいし…なんなの?これっ?!

思い切ってスタッフらしき人に聞いてみた。
「これ、なんの撮影なんですか?」
「あ、これね、
ボキャブラ天国の撮影なんだよ。」
若きピチピチボーイ&ギャルは知らないかもしれないが、
昔タモリが司会の「ボキャブラ天国」(で、合ってるよな?)という番組があったのだ。
なるほど。これで分かった。
エロ本と江戸時代の繋がりは分からないが、なにかボキャっているのだろう。
これはネタ放映が楽しみだなぁー。

数週間後。そのネタがお目見えする日が来た。
-----(放送シーン)
籠を担ぐ人達。
中から出てくる殿様を出迎える庶民達は、地にひれ伏している。
家臣の1人が中央にやってきて、籠の扉が開かれる。

「殿様のオナ〜ニ〜」(殿様のおな〜り〜)←字幕付き

殿様がエロ本を見ながら、オナニーしているシーン。
-----
「おな〜り〜」と言ってるように聞こえていたが、実は「オナ〜ニ〜」だったのだと
気づいたそのショック。ご理解頂けるだろうか?
ちなみにこれは
「ヒロミ」(元・B21)のネタだったのだが、ウケはイマイチだったと記憶している。
プロの芸人でも、こんなネタしか考えられないのか、お笑いとはなんぞやと、考えさせられた。
まぁー、ヒロミがお笑い芸人かとどうかは微妙なんだけどね。
ちょうどスペシャル番組で、普段は審査をする人達がネタを考えるというコーナーだったと
記憶しているが、ヒロミは自分で笑いのセンスがないのを見事にさらけだした結果となった。
それ以来、「ヒロミ=お笑い芸人」という方式は、アタシの中で抹消された。

清々しい公園で垣間見た、お笑いの世界のお話。


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