リオさんのちょっとスロ話

先日、池袋に赴く用事があった。
そのついでといっちゃなんだけど、その用事の連れく友人アコと、
「せっかくだから、終わったら久しぶりに連れスロすっか!」 ということになった。
そういえば、某アナルサイト管理人としぞ〜さんが緑豆で懐かし機種を打った、なんて言ってことを思い出し、
「池袋にも緑豆あったな…。ヨシ、久々にアステカちゃんと戯れようぜ!」 ということになった。
何故かダンナもついてきた。

店内に入り、階段を下りる。そこには輝かしい時代がそのまま残っていた。
ちょうどアステカが並んで2台空いていて、友人アコと座る。
ダンナは玉緒でポン! に行ったようだ。
「昔もこうやって2人でアステカ打ったねー。」
「ホントだねぇー。」 思い出に耽る2人。
サンダーもハナビもアレックスもジャパンも、その他もろもろ。2人で初めて打った台は色々あったよな。
冷静に台のデータを見れば、アタシの台は低設定なのは間違いない。が、設定なんて関係ないのだ。
とりあえず1回でいい。ステキなリーチ目でも拝ませてくれ。そんでもってもし良かったら、CTも味あわせてくれ。
そんな気持ちで叩くレバー。なんだか胸がジーンとする。オーバーじゃなくて、本当にジーンとするから不思議だ。
すると友人アコに3Kでリーチ目。
「見てよ。」
そこにはササシサボコブ。
「スゲーいいの出たじゃん!」 「だろ〜?」
アコがステキリーチ目を出したのがとても悔しい。アタシも一見、「コレが?」 みたいなリーチ目を出したい。
そう思いながらも、消えて行く夏目君。ああ、5人消えた…8人消えた…もう1人諭吉を殺さねばならぬか…と想いながら、アコの方を見ていたら、いきなり白7が生入り。
「ウワーン! なんだよっ。リーチ目が見たかったのにぃぃぃぃぃぃー!!」
悔しがるアタシを鼻で笑うアコ。ムッキーッ。とても損した気分になった。
ま、いいや。とりあえず引けたからね。気分を元に戻す。
アコはCT入らず、アタシはCT突入。
久々に消化するCTはスリル満点。このトキメキ、今のストック機にあるだろうか。いや、ない。
昔は全然平気だったのに、CTランプが緑になるとドキドキモン。なんせサボが取れなくなっている。
当時、ランプを緑にさせたり、オレンジにさせたり、赤にさせて、音楽が鳴り変わっている台が横だったりすると、
「うるせーな。サボで維持しろよ!」
とか思ってたのに、今のアタシは維持できない。
あの頃は若かったんだよ。生意気な20代だったんだよ。今は30代なんだよ。
そんな30代のオバちゃんは自分の台をただのうるさいアステカちゃんにしてしまっている。
こんなにも懐かしくいとおしい気持ちで打っているのに、体は忘れてしまったのか。オマエの打ち方を。オマエの魂を。
とかどうでも良い事を考えながら、CT中は中から押して楽しんだり、右から押して楽しんだり。
楽しんだり。そう、楽しいのは70Gくらいだったろうか。CT残り80Gくらいで、
「ちょっと飽きるんだけど…」 とか言っちゃったアタシは、すでに今のシステムに毒されているのだろうか。
あんなに楽しかったCTを「ちょっと疲れる」 とかまで言っちゃったわりには、その後そこそこ連チャンもし、1200枚程出たところで、
「ごめん、もうオーハナ打ちたいからアステカやめていい?」 とアコに申請。
「さっきからオーハナばっか見てるもんね。いいよ、オーハナ打てば。」
喜んでー! そう、アタシは何が好きってオーハナが好きなんだよ。
収支も一番良かったし。あの4thリールの出来は、素晴らしいんだよ。
そう思って空き台のデータを見るが、どれも芳しくない。オーハナのシマ自体、大した設定は入ってないように思われる。
が、そんなことはいいんだよ。金がなんだ? 勝ち負けがなんだ? そこにオーハナがある。
それだけで十分じゃないか。打つのに理由なんかいらないんだよ。
と夏目君1人入れ、数ゲーム回したところで予告音なしの、下段バー・バー・ドン。
いやー感心するよね。演出もなにもなしで、リーチ目が出るんだよ。今なら考えられないよ。
バケくさいけど、いいじゃないか。この感動を味わえただけでも。
そう自分を納得させ、黒いのを揃える。
いいさ、いいさ。隣は景気よく山七が右ナナメにテンパイして、そのまま7が揃おうとも、アタシはいいんだよ。
オーハナと戯れることが出来る…それだけで…。
そんな思いと裏腹に、その後15人程夏目を殺してみたが、ウンともスンとも言わないオーハナ君に、さすがに愛想を尽かし今度はワードオブライツへ。
ワードオフライツですよ。ライツのワードですよ(意味分からない。
出目が単調なんだけど、それだけにリーチ目が分かりやすいんだよね。ひたすら黄七狙いでキャンセルしたくなる、消灯演出もこらえていたら、夏目君9人殺したところで何の予告もなく上段ハサミで黄7テンパイハズレ。
懐かしい。なんて懐かしいんだ。この単純さ。この単純だからこそ奥深い感動。
CT当選時に感じる、下皿からの風。嗚呼、懐かしき時代よ。
と浸りながらCT消化してたら、左リールがズルッと滑って、何も揃わず。音楽終了。
ウワーッ! まだ4回くらいしかチリ取ってないですけど? スゲー損してるんですけど?
苦笑しながら7を揃える。ま、いっか。CT連チャンも久しぶりに味わえたし。ま、いっか。今度はCT入らなかったけど。
そんなCTに翻弄されつつ、すべてのコインをワードのライツ君に返し、今度はコングダム。
コングダム。嗚呼、コングダム。久々に打ったら、なんてボタンの間隔が狭いのかしら。
打ちにくいったらありゃしない。あまりの打ちにくさに、3K程で止めちゃったわよ。
その後もデュエルドラゴン、グランシエルと乱れ打ち、収支はマイナス。
マイナスだけど、心はプラス。本当に最近ではありえないくらい、楽しくて満たされていた。
思えば、昔は負けてもいいから打ちたかった。打っているのが楽しかった。
その気持ちを久々に思い出し、ただただとあるゲーム数目指して打ち込む今の台と、毎ゲームにトキメキがある昔の台とを比べて切なく、でも仕方のない時代の流れを感じた。
そして、こう打ってみて、昔のアルゼはやはり凄かったな、と。
出来が他とは全然違っていて、奥深さとそこにある喜びみたいなものが感じられる台ばかりだったような気がする。
でも今はサミーや平和や大都に押されている。
最近の台も悪くはないが(ガッツなんか面白かったし)、でも、昔程の「こだわり」みたいなものが感じられないような気がする。
メーカーの変化も仕方ないんだろうけど、アルゼには5号機で頑張って欲しいよな。そんな風に感じた。

と思って雑誌を読んでたら、何? サクラ大戦とか、デビルマン?設定が2段階しかないって?
なんだそりゃ! 母さんビックリだよ!!
これからは5号機の時代。打てば打つほど面白くなる、そんな深い台が出ることを望みつつ、リオさんのちょっとスロ話は終了。


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