走馬灯のように

エイズ検査を受けたことがある人は、どれくらいいるのだろう。
アタシは出産を経験しているので、妊娠中に検査をしている。
いや、別に「みんな!エイズ検査をちゃんとしようよっ!」と、
爽やかにキャンペーンするわけではない。(いや、しろよ)。

エイズ検査は、血を採って行われる。
この結果が出るまでの2週間。
この2週間が地獄なのだ。
「もしも、もしもエイズだったら…」
そう考えると恐ろしくなる。なんせ治らない病気だ。
しかも人に感染させてる可能性だってある。
いや、アタシだって誰かからもらってるわけだ。…ソイツは誰だ?

そう考えると色々な男の顔が浮かんでくる。
初めての男…あれは大丈夫そうだな。あんまりセッ○ス経験なさそうだったし。
次の男…風俗行ったことないって言ってたからなぁ。多分心配なしだな。
ああー!白浜でナンパされてヤッた男、アイツは怪しいかも。歌舞伎町でよくナンパしてる
って言ってもんなぁ…アイツか?アイツはかなり確率が高そうだな。
弓ヶ浜でナンパされた男も怪しいなぁ。持っててもおかしくなさそうだったしなぁ。
あー…顔も名前も思い出せないけど、あの男は風俗好きだって言ってたような…。
アヤシイ、ヤツもアヤシイッ!!
他にも…。
考えるとどいつもこいつも怪しく思える。
走馬灯のように、浮かんでは消えるヤッた男どもの顔。
ああ…安易にヤルんじゃなかった…どんなヤツか見極めてからヤルんだった…。

あ、ダンナ。
そういや付き合う前は、よく風俗行ってたみたいだもんな…。
アヤシイ!
ダンナもアヤシイッ!!
そうだ、もしアタシが感染していたら、ダンナを責めることにしよう。
「アンタからもらったんだよっ!」
と、泣き叫ぶことにしよう。
どうせヤツも感染してるだろうし。
アタシが元だとしても、そう言えばダンナの罪になるもんな♪

というように、かなり色々と考えてしまうのだ。
恐怖と戦う2週間。ビビって暮らした2週間。
これは検査を受けた人は大体、同じように考えるらしい。
自分の性交歴を反省する日々。それを体験したい方は是非オススメしたい。
もちろん、病気発見のためにも。(一番重要)

あ、アタシ?結果は
「シロ」だった。ホッ。
これで大手を振って、「アタシは大丈夫よぉー!」と、セッ○スできる。
安全マーク付き。お薦め物件ですぜ。


BACK


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送