馬肥ゆる秋

秋。
競馬の季節。 
先日の菊花賞は、武が落馬したとかなんとか耳にした。
そりゃ大変だったろうに。 ←興味ナシ。
アタシはもう10年近く(正確には9年)、馬券を買っていない。
あ、ヤベ、年がバレるな。このネタ止めるか。
と思ったけど、書き出しちゃったもんは仕方ない。嗚呼…。

まだ学生気分の残る、ハタチそこそこの頃。
競馬にドップリ惹かれたアタシは、新潟に夏競馬を見に行く程の熱狂振りだった。
競馬場で会った、
故・大川慶次郎氏(競馬の神様)から、
サインを頂いたこともある。
ま、このサインは
誰もうらやましがってくれないところが、
悲しかったりするんだけどさ。

とにかく!!
馬券を買うあの
トキメキ
ファンファーレが鳴る瞬間の
ドキドキ
馬の走る美しさに、
ウットリ
ハズれてガックシ、当たって
ビックリ
そんな競馬が面白くて仕方がなかったのだ。

そして忘れもしない。
平成5年の
有馬記念
1年間、休業していた
「トウカイテイオー」が出馬した。
アタシはこの馬が好きだった。
名前の通り強くて、何度かオイシイ思いをさせてもらっていた。
だが、1年振りのレース。どう考えても、調子がイイとは思えない。
どの新聞も当時一番強かった、「ビワハヤヒデ」を推していた。
だけど何故か、アタシはトウカイテイオーの流しで馬券を購入した。
彼の復帰レースに、敬意を表したい。
儲けるんじゃない、夢を、夢をアタシは買うんだ。そう思いながら。

大方の予想を裏切り、トウカイテイオーは優勝した。

所詮、馬のレース。
馬は何も分からず走っているのだろう。
それでも、彼のベテランとしての意地、そしていつも乗っていてくれた旗手が、
「ビワハヤヒデ」に乗り換えた悔しさ、それを走る姿からアタシはヒシヒシと感じた。

アタシは涙を流していた。純粋に感動していた。
儲かったからじゃない。
1頭の馬が全力で戦った、その姿に感動したのだ。
そして、以来
馬券は一切買っていない

有馬を最後に、トウカイテイオーは引退した。
アタシも馬券を買うことを止めた。
これはアタシからの、彼へのハナムケのつもりだった。
そう、アタシの競馬人生も彼とともに終わりを告げた…。

あ、競馬分からない人には、トンチンカンだったよね!
スマン、スマン!今更、遅いか。デヘヘ。


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